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母性型経営

母性型リーダー 落合新 社長

時代によらず安定成長

 

母性型リーダー

 

景気が良くないといわれている時代でも、立派に経営をされている企業の根底には、「母性型原理」が見え隠れします。

 

その企業のトップの考え方を通して、母性型経営の本質に迫ってみたいと思います。

 

株式会社 落合総合保険事務所

代表取締役社長 落合 新 様

7600079 香川県高松市松縄町343

高松本社 TEL 0878611177

http://www.osh-hoken.co.jp

 

 

すべては、

人間関係。

 

株式会社落合総合保険事務所は、創業から36年目を迎える地域に密着した企業です。

 

代表取締役社長の落合新氏は、いつも太陽のように明るく前向き、気迫に満ちたすてきな方です。

 

 

「保険って、日本ではあまりイメージが良くないんですよ。でも、人生や会社経営と保険は、切っても切れない。人生で一番大きな買い物は家ですが、その次に大きなのは保険なんですよ。しかし、人生設計をした上できちんとした保険に入っておられる方はまだまだ少ないんです。私どものショップでは、現在加入している保険が分からない方などが買い物ついでに来店され、ショップの対応が良かったということでお付き合いが始まる。それは、私の人生そのもので、私の友だちがお客様に変わるのは、その友だちが困ったときです。交通事故や人身事故、病気など、そのときは全力投球です。それが気に入ってもらって、取引が始まる。基本に忠実ですね」。

 

人間関係において、落合社長が社員にも家族にも繰り返し説いている教えがあります。

 

「借りはつくるな。借りた借りはすぐ返せ。貸しはつくってもすぐ忘れろ」というものです。

 

その道理は、ご自身が事業を通して会得したものだそうです。

さらに「人は103を割るようなもので、割り切れない」と言っています。

「割りれないけれど、割り続けようとする試みの果てに、人の真理が見えてくるのだと思います」。

 

努力が良い

人間関係をつくる。

 

「私の周りには結構ついている人がいますね。頑張っている人が」。

 

落合社長は、このように語られました。

 

そして「人と付き合うときには、ついている人と付き合わないといけない。

 

先日の大相撲で優勝した白鵬は『私は運が強いんです』と言っていましたね。

 

運とかツキは、努力をしている人に授けてくれる。

 

力をすると道が開けて、ふり返るといい人生だったといえるんではないか。

 

社員には、状況がいいときにはどんどん努力しろと言っています。悪くなると何をしても後手にまわる。冷静に判断できない。だから、良いときにうんと努力するのがいいと言っているのです」。

 

活躍の影に、

奥様の支えあり。

 

朝のウォーキングを日課にされているそうです。夏は5時から6時半、冬は6時から7時半。いずれも早朝の90分間、奥様とみっちり歩かれます。

 

「それは気持ちいいですよ。結果的にそのときいろんなことを考えるんですよ。さらに、無意識のうちに健康管理ができている」。奥様とは、ウォーキングだけでなく、35年間、良いことも悪いことも報告して、ご自分の相談相手としてやってこられたそうです。

 

「私の仕事は大変だということを理解してくれて、私の健康管理をしてくれる。私をいつも応援してくれる」。母性型経営を象徴するようなエピソードですね。

 

 

事業を長続きさせる

秘訣とは。

 

60歳を超え、後継者の育成や事業継承を考える時期にさしかかっている落合社長が、最近よく考えることがあると言います。

 

それは、「何のために生きているのか?」ということです。

 

「家族のため?お金のため?それは答えが出ませんでしたね。いまでも出ません。社員の人生設計がきちんと描けるような会社とか、お客様の満足とか、そういうことしか思い浮かばないんですね。ただここにきて、できないことは捨てるという発想をするようになりました。それは、分相応を知るということですし、当たり前のことを当たり前にできることがその人の価値だと思えるようになったんですね」。

 

そして「楽に生きなければいけない」と言われました。

 

楽に生きるとは、淡々と自分にあった人生、ムリをしないで自分が自分でいられる状態を指すのだとおっしゃいます。

 

これは、事業を長きにわたって続ける秘訣。母性型経営の根底にある「安心感」は、このあたりから生まれてくるのかもしれません。