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母性型経営

母性型経営の神髄~サヌキ男とアワ女

池田弘子の母性型経営の神髄

〜 サヌキ男とアワ女〜

 

日 時 201069日(水曜)18時〜20

場 所 高松テルサ(香川県高松市屋島西町23661

主 催 株式会社人間科学研究所

 

なぜ日本の男性はかくも弱くなってしまったのか?

 

理由はいろいろ考えられますが、ズバリ「男を支えてくれる女がいなくなった」からです。

かつては家庭でも内助の功といわれ子育て家事もこなす女性の存在がありました。ですから男性は安心して外の7人の敵に向かっていけたのです。

 

 職場でも男と対等な能力は出さないけれど、いつも黙ってにこにこと雑用をこなしてくれている女子社員がいました。日本の男性の強さは実は女性の陰の支える力があったからこそ発揮できたのです。このことを男も女もはっきり自覚することが大切なのです。

 

 「サヌキ男とアワ女」という男女の特徴を表す言葉が昔からあります。香川県を讃岐(サヌキ)、徳島県を阿波(アワ)と呼ぶことから、サヌキ男とアワ女という様に昔から言い伝えられてきました。

 香川・徳島県人にとってはサヌキ男はよく働き、そのサヌキ男を献身的に支えるアワ女という風に伝えられてきました。まさにかつては男と女のあるべき関係を謳ったものでした。

 ところが、この「サヌキ男アワ女」とはなんと上古代の人たち(縄文時代のころ)の男と女が調和しながら生きる古代人の知恵だったのです。

 つまり、サヌキ性とは、男性性のことであり、アワ女とは女性性を意味しているのです。

 

 男性性の特徴は、自我を主張し、自分に有利に立ち働く積極的、行動的な能力のことです。

 これに対し、女性性の特徴は、男性性の生命力を奮い立たせ全能力を心ゆくまで発揮させる能力のことでした。そして、男性の上に立ってリードするのではなく陰の力に徹する性のことだったのです。

 そして古代人の素晴らしい知恵は、男にも女にも男性性があり、女性性があるとされていることです。

つまり、

 

①男で男性性の強烈なタイプ

②男だが女性性の多いタイプ

③女だが男勝りの男性性タイプ

④女の中の女性性の豊かなタイプ

 

と四相に性格を分けているのです。

 

 あなたはこのうちの何型でしょうか?

 時代は移り21世紀の男と女の関係は様変わりしました。

 

 女性上位はとどまるところを知らず、男はますます弱さを増していきつつあります。なぜこういう始末になってしまったのでしょう?

 その根本を突き止めた明快な答えはありません。しかし、古代より連綿としてその遺伝子に組み込まれてきた男性性と女性性は私たちの身のうちにあるのです。

 ただ急激な高度経済成長によって両性のバランスが崩れてしまったのです。

 すなわち、女だが男性性の多い女性が増え、男だが女性性の多い男性が増えるという二極化が始まっているのです。

 この現象は、家庭では強い母親、弱い父親が増え、社会では女性が能力を発揮し、男性は世の中の動きについていけてません。

 結果、子育て下手の母親が増え、社会に人を育むということがなおざりにされてきています。

 

 人間の生命力、活力の源は「女性性」にある、と古代の日本人は察知していたのです。古来日本人は「女ならでは明けぬ国」といったことは実は男も女もそのうちに持っている「女性性」の量を増やすことこそが大事だと悟っていたのです。

 

 私が提唱する「母性型経営」の真髄も実はこの「サヌキアワの悟り」にあるのです。

 

 次回は時代に適応する男性性、女性性について具体的にお話いたしましょう。

お楽しみに。