母性型リーダー(株)日本アートグラフィック
母性型リーダー
母性型経営を実践されている
企業の紹介です。
株式会社日本アートグラフィック
代表取締役 山崎潔さん
高松市栗林町1丁目18-31
TEL 087-833-3323
FAX 087-833-3324
山崎潔社長は、本音で女性は男より大物だと感じている男性です。還暦を過ぎている年代の男性としては珍しい存在。」
日本アートグラフィックでは、「母性型リーダー」の草分けとしていち早く取締役に女性を登用しています。決して身内の方ではありません。
女性には安心して仕事を任せられる、というのが山崎社長の弁。
「ウチの男性社員は不況の時でもよく頑張ってくれています。
ただ、男性なので競争心や自己主張がある。
だから、私の話をよく聞かないで突っ走ってしまったり、成果にムラ、ばらつきもある。そんな時、この男性のムラを微妙に調整して発奮させてくれるのがうちの女性陣なんですよ。
社長に一方的に怒られるより、女性に『せっかくお客様の所へ行くのだからここうしてみたら』とか『お客さんには印刷ではなく、直筆でお礼を書いてみたら?』などと大所高所から指摘すると男性も納得。
また喜ぶ時も女性は本人とともに喜ぶから社内はお陰で明るい。社内に気配りの出来る家庭のお母さんのような存在は必要です。
すると社長は安心して外に出られる」。
そんな社内での母親役の存在が、常務取締役の植田くに子さんです。
会社の女性役員と言えば、キャリア、仕事バリバリの女性をイメージしがちですが、植田くに子さんは、決して出しゃばることのなく、しかし明るく前向きなまさに頼りになる「お母さん」という存在。
ウチにあっては、営業マンを毅然として束ねながら、ソトではお客様との信頼抜群で、決め細やかに気がつくので、お客様の会社の用事まで植田さんに頼まれるそうです。
誰にも大事にして真面目に対応する山崎社長は、社員とは運命共同体と思っていたが、男性社員はプライベートまで踏み込んでもらいたくないという壁があったそうです。
そんな心の壁を自然に取り除いてくれたのも女性の力。
女性を社長が信頼すると、女性はきっちり応えます。女性はウラオモテが少ない。しかもことさら教育しなくても日常の業務の中で男性をしつけてくれるのです。
山崎社長は「私は力がないから」「私は出る幕がない」とさらっと本気で言える肩の力の抜けたしなやかな社長さんです。また、男が「長」になると敵が出来るのは世の常。いち早く女性の能力に気づき「活用」ではなく「信頼して任せて」しまうことを実践しておられる深い人間学を持ったしなやかでパワフルな社長さんです。
株式会社日本アートグラフィックは、植田常務さんに続いて二人目の女性役員の登用を考えているそうです。まさに母性型経営のさきがけの会社ですね。