母性型リーダー リシェス株式会社
リシェス株式会社
代表取締役 佐伯みち子さん
TEL: 087ー816ー1050
FAX: 087ー816ー0661
「社員と共に理念を共有する力」が、企業成長のカギ。
Q 社長として、人の育成で抱えていた問題は何ですか?
そうですね。企業理念の共有がどれだけの人とできるかどうかによって今後の発展に大きく影響すると考えていましたので、いかに私の想いが伝わるかどうかにかかってきます。
その為には、人と人とのコミュニケーションがうまくいってはじめて可能になることです。同じ内容の話をしても、すぐに伝わり理解してくれる人もいますが、なかには数人ですが伝わりにくい人がいました。
その方たちは、県外にいるスタッフですので常に顔を見て話すのではなく、電話でのコミュニケーションが主になります。顔の見えない相手に、言葉だけのやり取りで分かり合えるようになるにはどういう努力が必要なのか、と考えていたとき、池田先生との出会いがあったのです。
つまり、「理念を共有するためのコミュニケーションのあり方」を模索していました。
私は、私といっしょに仕事をしていく人たちには、「お給料をもらうための生活手段や、義務感で仕事をして欲しくない」と常々思っています。義務感を持って仕事に取り組むより、自分のやりたい仕事として取り組んで欲しいのです。
Q レッスンを受けて印象深かったことはどんなことでしたか?
池田先生の教育を拠点リーダーさんにマンツーマンで集中レッスン(3日間)を受けてもらいました。
池田先生に個人的に深く関わり、レクチャーしていただくうちに、本人もなぜ人とのコミュニケーションが上手くいかないのか、なぜこんな思考回路になるのかが鮮明になってきたようです。
例えば、池田先生は冒頭から「なぜあなたは『○○なんですけれども...』と言うクセがあるのですか?日ごろ、何気ない言葉のクセが、実は自分の行動を決めているのですよ。『○○なんです』と言うことで、自分の心に迷いがなくなるのですが、『○○なんですけれども』と言っている根底には『けども』という言葉によって、迷いや無責任さを自らの言葉によって表してしまう」ので、それを先生が「言い切りましょう。意識して、言葉で習慣を変える努力をしていきましょう」と言われ、彼女はハッとしたのです。
それからさらに深く、池田先生による本質的な質問を受けていくうちに彼女は、これまでの自分の人との関わり方、思考のクセなどに自ら気づいて、霧のようにもやもやとしていたのが一気に晴れていったそうです。
それからは、私との会話も一方通行でなくなり、お互いの考えを伝え理解し合えるだけでなく、会話そのものが楽しく発展的なものになってきたのです。
私が池田先生から学んだことは、理念を伝え続けるには、一人ひとりのコミュニケーション能力を育むことが大切だということです。
しかし、時間のかかることで簡単なことではありません。ですから、今後は人と人とが育ち合う関係を築いていけるように、体制や環境を整えていきたいと考えています。
Q 「母性型経営」から、学ぶこと、実践していきたいことは何ですか?
*「安心感」という心の土壌があって、はじめて人は成長やチャレンジができるという根本的な考えを大切にしたい。
*「想いを伝え続ける」ことで末端まで理念が浸透するようにしていきたい。
*「会社は人育ての場」。仕事を通して人と人とが出会い、関わりあう中で、「人との付き合い方が上手になり、いかに感じのいい人に成長していけるように」ともに努力し、実践していきたいと思います。