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人間科学研究所とは

八方美人じゃまだ足りない

人間科学研究所のセミナーでは、「もっと八方美人になりなさい」と必ず受講生にお伝えしています。
「八方美人」と聞くと、なんだか悪いことをしている、人をだましている、嘘をついている、というようなニュアンスで捉えている方がどんなに多いことか。

少し、考えてみて下さい。
八方美人、つまり誰にでも如才なく付き合えるということは、相当頭がいい、ということではなのです。
今、こんなことを言えば目の前の相手が喜ぶだろう・・・なんてことが瞬時にわかるためにはかなりの洞察力が必要です。
相手の表情が読めない人や、場の空気が読めないような人は、どんなに考えても相手の心の中を読むことはできません。
だから、その結果、周囲の顔色を見ず自分の言いたいことやりたいことをやって煙たがられ、「あの人嫌い」となってしまいます。
その点、「どうやったら相手に喜んでもらえるか」をいつも真剣に考えているような頭のいい人間は、だれからも好かれ、何をやっても受けいれてもらえる、ということが当然起こります。
人に好かれる=自分を受け入れてもらえる
人に嫌われる=自分を受け入れてもらえない

ということです。

つまり人との関係はなんだかんだいっても「嫌われたらおしまい」なのです。
人はどんなに優秀であっても、嫌いな人から物は買いませんし、嫌いな人の言うことなんて絶対聞きません。

本気で八方美人になろうと思ったなら、いつも頭をフル回転させていないといけません。
何気ない会話から相手が今何を望んでいるのかを見抜かなくてはなりません。
いつもあいてより先々考えて動かないといけないのでボーっとしていてはいけないのです。

人に好かれるための知性のことを社会的知性といいます。
つまり八方美人になれ、というのは自分の社会的な知性を高めよう、ということに他なりません。

その時に、自分が相手を好きかどうか、ということは問題ではありません。
目的は、

自分の言いたいこと、やりたいことを相手が受け入れてくれればいい、のです。

「だって、あの人のこと好きじゃないんだもの」
「人の好き嫌いが激しくて」

それでも、もちろんOKです。
しかし、それを相手に悟られてはいけません。
見抜かれてしまえばあなたの負けです。
そういった幼稚な思考は15歳を過ぎればとっとと卒業しましょう。

こういった考え方を自分に取り入れることは社会的な知性を高めるために絶対に必要です。
まずは、意識改革をしてください。

繰り返し言います。
「八方美人な人ほど、人生は成功しやすい」
八方美人ではたりないくらい四方八方に意識を張り巡らせるのです。
これが人間科学研究所の考えです。

あなたの会社には八方美人の社員が何人いますか?
あなたは八方美人ですか?